鶴見式の酵素ダイエットは臨床の場から生まれた方法
これを実践すれば、痩せないわけがない。鶴見先生の酵素ダイエット8大原則
日本の酵素栄養学の第一人者である鶴見隆史先生は、現在の酵素ダイエットブームの火付け役です。
鶴見先生の酵素ダイエットの考えかた
1 酵素たっぷりの食事をとる
2 消化酵素を節約する
3 代謝酵素が活発になる
4 代謝が良くなる
5 ダイエット効果がある
6 健康な体になる
鶴見先生の推奨しているダイエット方法は食事療法です。
1 酵素たっぷりの生野菜や生果実を取る
2 動物性たんぱく質の摂取を控える、
3 ファスティングで体内の酵素を休ませる
4 腸内環境を整える
鶴見先生は、酵素栄養学関連の書籍を発行されていますが、その書籍を読むと、疑問に思うところもあります。鶴見先生の酵素ダイエットは、非常にカロリーが低く、従来のダイエット論と同じ部分もあります。ダイエットですから表面的に見れば同じ面もあるでしょうし、同じように見えて全く違うこともあるでしょう。
鶴見先生は実際に自分が担当している患者さんに、酵素ダイエットを実践されているので、机上の空論でないことは確かです。多くの医者や学者が酵素ダイエットを否定するのは、自らの実践しての結論ではない事が殆どです。
酵素栄養学から言うダイエットとは
8大原則を知る前に、酵素栄養学で考える酵素ダイエットとはどのような仕組みなのでしょうか。一般的なダイエットは、摂取カロリーを抑え消費カロリーを上げ、痩せるというものです。
鶴見先生の酵素ダイエットは、酵素も補給でき、低カロリーという、どちらにも当て嵌るものです。酵素栄養学では、酵素は代謝酵素と消化酵素に分けられ、消化酵素と代謝酵素を合わせて体内で一定数しか存在できません。
したがって消化ばかりで消化酵素が大量に使われると、代謝酵素が働かず代謝が行えないと考えられています。酵素ダイエットは、消化酵素をできるだけ使わず、代謝酵素を活発に働かせ、痩せるという考えです。
一般的なダイエットと違うのは、代謝をよくするため、リバウンドしにくいメリットがある事です。現在、酵素ダイエットは様々なところで使われています。
では、酵素第一人者である鶴見先生の酵素ダイエットの8大原則とはどんなものでしょう。
鶴見先生の酵素ダイエット8大原則
1 生のフルーツ・野菜を食べる
酵素ダイエットは体内の消化酵素の浪費を抑えることが目的なので、食物酵素を摂取することが有効です。
できるだけ生の野菜やフルーツを摂取する事が必要です。
酵素は熱や酸で、働かない状態になるものがほとんどです。加熱した野菜やフルーツには食物酵素が失活している可能性が高いのです。朝に生野菜やフルーツを取る場合は、胃や腸が目覚めていない状態なので、ジュースやすり下ろした方が好ましいといわれています。
2 腸内環境を整えるため発酵食品を摂取する
発酵食品には、善玉菌という乳酸菌が多く含まれ、腸内の酸性を保ち、悪玉菌を撃退します。
●ヨーグルト ●漬物 ●キムチ等
3 食物繊維を摂取する
●便秘の改善
●腸内環境を整える
●脂肪酸を作り出す
4 肉や魚は3日に一度
肉や魚は消化が悪く、腸内環境を悪化させます。
また、消化に手間取るということは消化酵素の浪費にもつながり、代謝酵素が働けず代謝が悪化します。
5 甘いものは百害あって一利なし
お菓子に含まれる糖質は主にショ糖で、血糖値を上げやすいものです。
1 血糖値が上がる
2 インスリンが分泌
3 細胞に血糖を吸収するように命令
4 細胞たちは血糖を吸収
5 脂肪細胞へ変わる、
6 太る
また、インスリンが過剰に血糖を下げてしまうと、糖質摂取を脳に伝達するので、甘い物が欲しくなります。
6 夜8時以降は食べない
酵素栄養学では24時間を3つの時間帯に分けて考えます。
●排泄の時間帯 :午前4時~正午(朝は専ら排泄優先。原則として朝食は摂らない)
●消化の時間帯 :正午~夜8時
●吸収と代謝の時間帯:夜8時~午前4時
食事は正午から夜8時までに摂取すると、ダイエットにも健康にもよいと考えられています。
7 腹6分目で十分
現代人は食べ過ぎです。酵素栄養学の観点では、腹8分目でも食べ過ぎで消化酵素を浪費しているという考えなので、腹8分目より少ない、腹6分目で十分といわれています。
●酵素栄養学に基づいた酵素ダイエットの8大原則をどのように感じましたか。
実際にすべて守れば痩せないわけがない、と同時にこれを全部守れる人間なら、肥満にはならないでしょう。